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2010/11/14

11月14日メッセージ「死にて葬られ、陰府(よみ)にくだり」

この人はピラトのところに行って、イエスのからだの下げ渡しを願った。そこで、ピラトは、渡すように命じた。ヨセフはそれを取り降ろして、きれいな亜麻布に包み、岩を掘って造った自分の新しい墓に納めた。墓の入口には大きな石をころがしかけて帰った。 マタイ27:58~60(56~66)

《イエスの葬り》

主イエスの十字架と復活に並んで、イエスの遺体の葬むりについても、聖書は大事なこととして丁寧に記している。初代教会も「十字架につけられ、死にて葬られ、陰府にくだり、三日目に死人の中からよみがえり」(使徒信条)と告白している。それはイエスの死が本当であることを明らかにする。多くの者が主イエスの死を確認して墓に葬ったのである。葬られることは、その存在がないものとされることだ。それから復活する。クリスチャンは「キリストとともに葬られた」ものだ(ロマ6:4)。クリスチャンは、キリストにあって死に葬られ、そこからキリストにあって生かされているものだ。自分がキリストとともに葬られていなくては、真のクリスチャンとは言えない。死と葬りを経験された主イエスが、私たちと共におられ、永遠の御国への道案内をされる。クリスチャンにとって、死はもはや恐怖や不安のとげを抜かれている(Ⅰコリント15:52~57)。

《ヨセフの奉仕》

葬りの奉仕をしたのは「有力な議員であり、みづからも神の国を待ち望んでいた」アリマタヤのヨセフであった(マルコ15:43)。主イエスの薫陶を受けた弟子たちは、みな師を見捨てて逃げた。ところが「イエスの弟子ではあったがユダヤ人を恐れてそのことを隠していた」(ヨハネ19:38)ヨセフが、「思い切ってピラトのところに行き、イエスのからだの下げ渡しを願った」(同上マルコ)のである。囚人用の墓地に葬られると思われたイエスの遺体は、預言の通りに「富む者とともに葬られた」(イザヤ53:9)。神は、必要な時に人を起こし、人を変えてお用いになる。ヨセフは、犯罪者として処刑された惨めな敗残者の遺骸を、祭司長やパリサイ人たちの反感と怒り、ピラトの蔑視の目に抗して引き取り、没薬30キロという法外な出費をもって丁重に葬った(ヨハネ20:39~42)。十字架や復活ではない、全く割に合わない、何の見返りもない「葬り」に、ヨセフは仕えたのであった。

《祭司長たちの画策》

祭司長やパリサイ人たちは、恐れていた群衆の反対も、イエスの不思議な奇跡も起こらず、自分たちの目論見の通りにイエスを処刑したことに満足できなかったようだ。「三日後によみがえる」というイエスの預言のことも耳にしていた。このままでは終わらないのではないかという不安から、ピラトに厳重な遺体の閉じ込めを願い出た。ロマ帝国の威信の封印と、屈強なロマ兵をもって番をする完全な対策をとることになった。しかし、安息日を無視して駆け回る律法の守り手と自称する者たちが、なおも安息できずに落ち着かずに、不安げに墓を見守っていた。だが、神の働きを、人は何を持っても妨害することは出来ない。かえってそれらは「キリストのからだのよみがえり」の確かさと、その偉大な力とを証しするに奉仕させられることになったのである。そして翌日、墓は破られた、甦りの報を耳にする(マタイ28:7)。

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