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2010/12/12

12月12日メッセージ「新しいいのちに生まれる」

イエスは答えて言われた。「まことに、まことに、あなたに告げます。人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」 ヨハネ福音書3:3(1~8)

私たちは、御子の誕生を表して、しばしば神からの素晴らしい「贈り物」と表現する。私たちへの贈り物だとすれば、当然に、イエスの登場は、私たちにとっては好ましい、何らかの益をもたらし、現状を向上させてくれるものだろう、と期待するが、救い主イエスは、私たちに何をもたらしてくれるのか。

《ニコデモの期待》

今日の聖書に登場するニコデモは、旧約聖書の探求と先祖伝来の宗教上の定めを厳格に守り、神に義と認められ、神の国に入れるように努力する戒律主義のエリートであったパリサイ人で、70人で構成するユダヤ最高議会サンヒドリンの議員(指導者)で、著名人のひとりであった(1)。彼はイエスの奇跡などの言動を見、イエスを神から遣わされたメシヤではと考え、「永遠のいのちを得るには、何をしたらよいのか」と尋ねた金持ちの青年と同じような問いを持って訪れたのであろう(マルコ10:17)。でも「夜イエスを訪れた」(参照19:39)と特筆されているのは、人目を気にする、まだ弱い信仰であったからだろう。ニコデモの質問の背景には、「良い業、立派な人格、正しい生活をしなければ、神に義と認められない。」との思いこみがある。

《新しく生まれること》

イエスは、神の国に入る条件は、人の努力や業にはなく、新しく生まれることだと言われた(3)。「新しく」とは「上から、もう一度」の意味だが、ニコデモには「もう一度、母の胎に戻って産まれ直す」と誤解し当惑した。イエスは、天から、神の手による新生を言われたのである(1:13)。古い種類の人間を素材としてよりよい人間を造り出すのではない。新しい種類の人間を造り出すことだ。馬が上手に跳躍できるように調教するのではなく、馬を翼のある動物に変えるようなことだ。神がご自分の御子イエスをこの世界に人間となるように送られたのは、私たちが神の子となるためにほかならない。キリストが私たちにもたらすものは、改善・改良ではなく、古い人を新しい人に再創造し、新生させることである(Ⅱコリント5:17)。

《水と御霊》

下から生まれた者はいつまでたっても下に、地に属する。上から生まれた者だけが上の国、霊の世界、神の国に属する。その新生は「水と御霊」によって可能となる(5)。それはバプテスマと聖霊、悔い改めて主イエスを信じることと、聖霊の力によって、上から新生することを意味する。「生まれる」とあるように、新生は神の恵みの働きによるもので、人にとっては受け身の出来事である。神が新生の恵みをお与え下さらなければ、誰も神の国には入れない(7)。またその神の御霊の働きを、人は指図できない。人に可能なことは、福音を聞いて心が刺されたなら、素直に罪を悔い改め、イエスの御救いを感謝して信じることだ。そこで人ははじめて御霊の恵みの業によるものであったことを知る。風は見えないが、肌で感じ、木の葉のそよぐことで、その存在を知る。同じように、御霊による新生を味わい、その働きを人の心や考え、人格の変化、つまり御霊の実によって知ることが出来る(ガラテヤ5:22、23)。私たちクリスチャンは、今も聖霊のお働き、聖霊のバプテスマを必要とする。

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