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2011/10/09

10月9日メッセージ「再建工事の建設者たち」

彼らの次に、コツの子ウリヤの子であるメレモテが修理し、その次に、メシェザブエルの子ベレクヤの子であるメシュラムが修理し、その次に、バアナの子ツァドクが修理した。その次に、テコア人たちが修理したが、そのすぐれた人たちは彼らの主人たちの工事に協力しなかった。   ネヘミヤ3:4、5(1~32)

《神の励まし》

この名簿は、紀元前445年夏、破壊されたまま放置されていたエルサレムの城壁を、ネヘミヤの呼びかけで再建工事に着手した人々を記している。彼らの勇敢で犠牲的な功績を後世に伝えるためではない。神の偉大さを思い起こさせる以外の意図はない。周囲諸民族の敵意と妨害で、廃墟の中で疲弊した暮らしをせざるを得なかった民に、神が復興しようという勇気と信仰を与えたので立ち上がることの出来た人々の名簿であり、活動の記録である。
私たちはこの名簿を見て、神は2500年前の民にお与えになった憐れみと復興の手を、私たちの破滅し崩壊している事柄の再建のため、同じように今差し伸べてくださる方だと教えられる。

《民の決断》

「さあ、再建に取りかかろう」(2:18)と呼びかけに、エルサレムの住民だけではなく、各地からの奉仕者が起こされた。北のザノアハ、ギブオンやミツパ、東のエリコ、遠く南方テコアの住民たちも立ち上がった。ザノアハやギブオン等は、周囲を異邦人たちに囲まれた町である。城壁修復に出かければ、留守にする家族の安全に支障が出かねない。「テコア人たちが修理したが、そのすぐれた人たちは彼らの主人たちの工事に協力しなかった」(5)ともあるように、ある者は参加し修理したが、ある者工事に協力もしなかった。ユダの民すべてが再建工事に積極的だったわけでもない。賛同者もいれば、反発したり、非協力的な人々もいた。
城壁再建は、神の名誉のためにも信仰上の大事な工事だ。だがエルサレム住民には必要でも、異民族に囲まれて暮らす地方の町村の民にとって、直接の便益をもたらすものではない。ネヘミヤの時代と同じような事態に直面すると、現代の私たちも同じように反応する。だが私たちは、自分の損得を越えて、主の栄光と隣人への益を視野に入れ、神のみ旨に従って決断する者でありたい。

《工事の様子》

工事に献身した人の立場や職業は様々であった。裕福な商人たちや、華奢な手と繊細な指先の持ち主である金細工の職人たちも参加し、その手を犠牲にしかねない作業に従事した(32)。「半区の長」つまり町長も土塗れの汗を流した。そのひとりシャルムは娘たちと一緒に働いた(12)。娘たちは男仕事など初めてのことだろう。神殿で静かに仕える大祭司、祭司レビ人たちも、この夏の土木作業に真っ先に参加した(1、17、22、28)。
ひとりの紹介の後に、「彼の次に、その次に、そのあとに」(その傍らで)と記しているように、この多様な人々が、社会的な身分や上下の順もなしに、横一線で、共に並んで、協力し合って修復作業に取り組んでいる。このように並列になっての協力がなぜ可能だったのか。人の忍耐や寛容、善意では限界がある。それが出来たのは、民の心にこの良き業に参加を促した神が、彼らを導いておられる故に、である。神のお与えになった協力の霊が、彼らに一致と助け合い譲り合いの工事をもたらしたのだ。私たちもその心を祈り求めよう。

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